2024/05/07 11:00
日刊オンラインタクト
【新店】民藝の美を感じるカフェやホテルを有する複合施設『杜人舎』が南砺市にオープン
時を経た美しさを感じる講堂もカフェの一部。テーブルや椅子は『松本民芸家具』のもの。
「城端銘菓とドリンクのセット」(1,000円)。城端にある5つの和菓子店の味を一度に味わえる。
名刹・城端別院善徳寺で
民藝の美を感じるひととき
550年の歴史を持つ南砺市の『城端別院善徳寺』内に、ホテル、講堂、カフェ&ショップを有する民藝をコンセプトにした複合施設がオープン。この地域には、民藝運動の創始者・柳宗悦が名づけたとされる「土徳(どとく)」という言葉が伝わっています。「土徳」とは、自然と人がともにつくりあう土地の力のこと。『杜人舎』では「土徳」にさまざまな形で触れられます。
柳の愛弟子であり、木工家・建築家の安川慶一が手がけた善徳寺内の研修道場を趣はそのままにリノベーション。1階にはカフェ&ショップ、2階には全6室のホテルを設けています。カフェでは、南砺市ゆかりの食材を随所に使った郷土色豊かなメニューを、民藝の器で味わうことができます。ちょっとした休憩や食事の際にも、気軽に利用できそうです。
全国からセレクトした民藝の器や布ものなどを購入できるショップを併設。南砺市で作陶を行う、陶芸作家・金京徳さんの作品も並ぶ。
当時の趣はそのままに、宿泊室だった2階を全6室の客室に改装。“泊まれる民藝館”として、各部屋にはさまざまな民藝の品をしつらえている。
善徳寺 杜人舎 (ぜんとくじ もりとしゃ)
南砺市城端405 城端別院善徳寺内
TEL:0763-77-3732
営:〔カフェ・ショップ〕11:00~17:00
休:〔カフェ・ショップ〕月・火曜
席:テーブル20席、座敷8席
P :観光駐車場あり