2023/04/24 11:00
日刊オンラインタクト
【富山のランチ】ほっこりおかずのランチ7選
品数豊富な定食に、おかずいっぱいのワンプレート。彩りよし&身体にやさしいおすすめのランチがいっぱいです。
YUINOTE histoire
もともと、食べるのも、作るのも好きだったという石川県出身のオーナー夫妻は、富山であまりにもおいしいお米に出合い、会社勤めを辞めて南砺市に移住。勉強を重ね、地域の人の協力を得ながら、農薬も化学肥料も使わずにお米を自家栽培し、カフェを営んでいます。海にも山にも近い富山のお米や野菜はミネラルたっぷりで、この格別なおいしさには、人生を変えてしまうほどの力があるそうです。
育てるにも、調理するにもしっかりと手間をかけたランチが味わえるのは、週3日。テーブルでごはんが炊き上がる“羽釜炊き”のランチは金・土曜、アントシアニンたっぷりの黒米を炊き合わせ、黒人参を一本丸々すりおろした「南砺市愛人(あにん)カレー」(850円)は日曜だけのお楽しみ。故郷を誇りに思える珠玉のランチがここに。
こだわりの定食や ひなたぼっこ
30年、変わらず玄米ごはんを提供している定食屋さんがあります。越中大門駅から徒歩5分。のれんをくぐると、やわらかなダシの香りに、ふっと肩の力が抜けます。『ひなたぼっこ』は、まるで、おばあちゃん家の台所に入ってきたかのようなお店です。
限定10食の「昼ごはん」は日替わりで、煮物、和え物、焼き物など、たっぷり30品目の素材を使ったお惣菜が並びます。昆布と煮干しのダシをベースに、ジャコやチーズの塩味、果物の甘味で、おかずの味わいに変化を出しています。こだわりの玄米ごはんは、県産の無農薬玄米に、古代米、青大豆、黒豆をブレンドして炊いたもの。たっぷりとかけられた黒ゴマと一緒に、歯ごたえも楽しい。こころまでほっこり喜ぶのが分かる「昼ごはん」です。
古民家Café アメリ
色鮮やかな花嫁のれんが迎えてくれる、古民家カフェ『アメリ』。欄間や建具はそのまま生かしつつ、美しく再生された古民家で味わう和の御膳に心が華やぎます。「いわゆる〝おふくろの味〞ですよ」と、店を切り盛りする、子育て中のママとベテラン主婦の仲良しコンビは微笑むが、家庭料理とはいえ、メインのほかに10種類もの小鉢を食卓に並べるのは簡単ではありません。これからは、近くの黒河で採れるタケノコがおいしいとのこと。
旬の食材はもちろん、店内に飾られたお雛様や天神様などからも、季節が感じられます。店内には、〝おひとりさま優先席〞もあるので、自分だけのくつろぎ時間を過ごすのも良さそう。「日替わり御膳」は限定20食。できれば開店とともに、早めの来店を。
ばばーずCafe やさいの雫
開店10年目の『やさいの雫』では、自家栽培の無農薬野菜を中心としたヘルシーなランチが味わえます。30年以上野菜を作り続けてきた店主が手がける料理は、素材の味を生かしたやさしい味わい。大根だけでも6種類、1年を通し40種類以上の野菜を育てながら、お店を続けています。
ランチに必ず付けるなめらかな「ごま豆腐」は、毎朝、白ごまを煎るところから作るなど、一つひとつ丁寧に手作りしています。「今日のランチ」は3種類あり、「天ぷら」「フライ」「焼き魚」とメイン料理が日替りで変わります。品数豊富で、栄養バランスがとれたボリューム満点のランチは、24食限定のため、予約が確実。デザートには手作りの「ごまプリン」(300円)もおすすめ。
糀の定食屋 あさ乃
坂のまち・富山市八尾にひっそりとたたずむ『あさ乃』は月に3度だけ営業します。しかしながら、そこで食べられる「糀定食」を求めて訪れる人は後を絶ちません。
料理のこだわりは、昔ながらの調味料を使うこと。手づくりの味噌、塩糀、しょう油糀、甘酒など、昔から食べられてきたもので作られた食事は、日本人の心にすっと染み入ります。「甘酒のやさしい甘さに感動したことがきっかけ」と語る店主。糀ごまをからめた赤魚や、くるみ味噌のしそ巻き、手作りのお豆腐と、甘辛い味付けのおかずたちにごはんがついつい進みそうです。築80年の家を改装した店内は、和の香りが漂う落ち着いた雰囲気。ゆったりとくつろぎながら、日本のおいしさを堪能しましょう。
丘の上のまる
海抜183ⅿ、富山平野の先に富山湾が見える丘の上のカフェ。もともとは、店主のセカンドハウスだった建物で、玄関で靴を脱いで入るスタイルが、おうちにおじゃまするかのようです。店のすぐ裏の畑で育てた野菜をたっぷりと使い、富山市内で居酒屋を営んでいた料理の腕が生かされたランチは、絶景に負けない絶品。数多くの食品目を取り入れ、ドレッシングまで手作りされたワンプレートを食べ終えると、満腹感とともに、自分の体にとても良いことをした満足感でいっぱいになります。ちなみに、この癒しの空間で頂く「本日のカレー」(1,000円)は、気持ちがシャキッとする辛さで、これまた好評。「オムライス」や「サンドイッチ」、どのメニューを選んでも、花まるが付くおいしさです。
Vegetable Kitchen Uuma
たくさんの野菜を使った、彩り豊かなランチでもてなしてくれる『ウーマ』。“野菜をもっと楽しく、もっとおいしく”をコンセプトに、旬野菜や少し珍しい野菜を使ったメニューを提供してくれます。
ビーツのポテトサラダや切干し大根のトマト煮、春菊と豆腐の黒ごま和えなど、15種類以上の野菜がお皿をカラフルに取り囲む「ベジ盛り」こそがランチの主役。塩だけで味付けしたシンプルな焼野菜も「うまっ!」と声が上がるおいしさです。それに合わせるメインも、人気のおぼろ豆腐のトマトもつ煮込みや、キーマカレー、オムライスなどバリエーション豊か。気に入った料理のレシピは教えているという店主は、「野菜の可能性をもっと知ってほしい」と楽しげです。