2023/03/14 11:00
日刊オンラインタクト
【富山の焼きそば6選】ソースの香りがたまらない焼きそば【2023年最新】
ジュ―という音とともに立ち上がるソースの香り。ふとした時に食べたくなるのが焼きそばです。王道からアレンジメニューまでお好みでどうぞ。
猫八
富山市の千石町通り商店街にある『猫八』は、14時までのランチタイムが終わると、居酒屋営業をスタートし、昼飲みを楽しむお客さんが集います。「豚やきそば」は、すべての時間に注文できるメニューで、ラーメンに使う特注の中華麺で作っているのが特徴。注文ごとに麺を茹でてから炒め、豚バラ肉やモヤシと合わせ、スパイスなどを加えた自家調合のソースを和えます。ストレートの中太麺はもっちりとした食感で、ソースを見事にキャッチし、豚の旨味が絡みつく。鉄板に盛って提供され、運ばれてきた直後は麺の上の鰹節がゆらゆらと踊っています。もちろんアルコールとも好相性。14時以降限定の「ピリ辛味噌焼きそば」もお試しを。
ハッピー食堂
「焼きそば」を提供し始めたのは昭和32年ごろ。初代の店主が、横浜で流行っているという話を聞いてメニューに加えました。当時は豚肉が手に入りにくかったので、赤いハムを具に作っていたそうだが、時代の移ろいとともに現在のロースハムに変わったそうです。店名の入った皿と、細い縮れ麺に、ハムとキャベツの組み合わせというノスタルジックな佇まいが心にしみます。リクエストすればハムの代わりに焼豚や蒲鉾を入れてくれ、プラス50円でごはんと味噌汁もセットにできます。
お好み焼き ふらっと
高岡市の住宅地にある『ふらっと』は、お好み焼きが評判のお店。もちろん焼きそばも豊富に揃い、豚そばで作る「オムそば」にもファンが多いです。同じ高岡市内にある製麺所から仕入れる麺は、生麺を茹でてから炒めるので歯ごたえがよく、ソースをしっかりと絡め取ってくれます。薄焼き卵は、卵を3つも使っているのでボリュームにも大満足。自家配合のマヨネーズがたっぷりとかかっていて、ソースの焦げる香りはもちろん、立ち上る湯気までおいしい。
お好み焼き&鉄板焼き ラシック
4月にオープンから5周年を迎える『ラシック』。食事のみやテイクアウトの利用はもちろん、店でお酒と一緒に味わいたい鉄板焼きメニューが多彩に揃います。焼きそばは専用麺を富山市の『新村製麺』から仕入れていて、マスターが2cm近い厚みのある鉄板で華麗に炒めます。蓄熱性が高い鉄板なので、太麺ならではのモチモチ食感が存分に楽しめます。特製の塩ダレと、イカ&明太子の組み合わせは、あっさりと味わえるとあって女性から圧倒的な支持を集めています。
甘党の店 竹酔堂
『竹酔堂』の焼きそばは、魚津市内の製麺所に特注した太麺を使っています。お客さん自身がテーブルに設置された鉄板で炒めるスタイルで、まずは鉄板全体に麺を広げ、水分を飛ばすように焼くのがコツだそうです。あまり触りすぎると、麺がくっついてしまうので注意。常連さんたちは焼くのも手慣れた様子です。豚肉とキャベツ、ネギのおいしさを麺に吸わせたら、専用のソースを仕上げにかけます。ソースは甘さも辛さもほどよく、老若男女が好きな味に仕上げてあります。
お好み ふくちゃん
店主の福原さんと二人の娘さんが、飛び切りの笑顔で迎えてくれる『ふくちゃん』。夕方からは子供たちも手伝いに加わり、お店の中は大賑わいです。「クレープ焼きそば(ミックス)」は、エビとイカ、豚、昆布が入った出来たての焼きそばが、しっとりとして滑らかなクレープ生地に包まれています。クレープは特製のお好み焼きの生地と溶き卵を合わせて作っていて、焼きそばが仕上がるタイミングを見計らって鉄板で焼き始めます。お店の人気を長年支える特製のマヨネーネーズもたっぷりとかかり、口に運ぶと箸を進める手が止まりません。無性に食べたくなる味わいで、長年通い続けるお客さんが大勢いるのも納得です。